プロの講師さん、コミュニティチューターさん、こんにちは。iTalkiで日本語を教えているAkaneと申します。この記事では、日本語の助詞の教え方についてのアドバイスをお話しさせて頂きます。まず、助詞とは言葉に意味を肉付けする語で、それ単体では意味が分からない語です。他の語に付属するため付属語と呼ばれます。助詞の種類は沢山ありますが、今日は、【は】【が】【を】【に】について紹介します。
まずは、助詞の【は】。こちらは、文の主題を表します。通常、文頭にあり、その文が何について述べているのかを、聞き手(読み手)に伝えるものです。文全体から主題を除いた部分を解説といい、文は主題 +解説で成り立っています。
【が】名詞に接続して言葉の意味を補足語や主語にしたりします。時々「は」と「が」が似ていてわからない。という質問を受けますが、この二つは助詞の種類が違い、「それだけが〜である」という排他の意味を持つときに「が」が用いられます。例えば「私がAkaneです。」この文は「が」を使い、私だけがAkaneだということを強調しています。「は」は「は」の後ろが強調したいことで「が」は「が」の前が強調したいことです。また、 話し手が知らない情報を主題「は」にすることはできないので、「が」を使います。そして、時々「を」と「が」の使いわけが難しいと耳にすることもありますが、「を」は動詞を修飾し、「が」は形容詞を修飾します。
【を】名詞に接続して言葉の意味を補足語や主語にします。使い方は大きく分けて6種類あります。
対象「リンゴを切る。」
経路「廊下を歩く。」
移動・通過「橋を渡る。」
出発「家を出る。」
状況「雨の中を走る。」
期間「楽しい時間を過ごす。」
助詞【に】には八種類の使い方があります。
①存在場所 家にテレビがある
②到着点 アメリカに行く
③受け手 友達にプレゼントをあげる
④変化結果 氷が水に変わる
⑤移動の方向 レストランに向かう
⑥出所 先生に教科書をもらう
⑦時間 7時に起きる
⑧割合の分母 1週間に1度
最後まで読んでいただきましてありがとうございます。
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