日本語講師のみなさん、こんにちは!
今回は、「生徒さんの言語が話せない場合の日本語の教え方」について考えてみたいと思います。私が授業で実践してみて効果的だった教え方のポイントを3つにまとめました。
- 絵カードやレアリア(実物)などの視覚教材を使う
「百聞は一見にしかず」ということわざのとおり、一枚の絵は一語の価値があります。
絵カードや写真、レアリア(実物)などを大いに活用しましょう。お金や時計などは、生活に欠かせないものだし、数字や数え方を覚えるのに利用できます。又、居酒屋やレストランのメニューやスーパーなどのチラシも盛り上がります!絵カードや写真は、感情、天気などあらゆることを教えるのに最適です。時には、生徒さんに宿題として作ってきてもらうのも効果的です。
- フラッシュカードを使う
上記に挙げた視覚教材と共に役に立つのが、フラッシュカードです。言葉や文法の確認をするために使います。過去形、否定形など動詞や形容詞の変化を生徒さんに作らせたりします。一つ一つていねいに確認するというより、テンポよくどんどんカードをめくりましょう。生徒さんの口を慣れさせるためにも効果的です。
- 指示を簡単にして、実演する
アクティビティを指示する時は、最も重要な部分のみを伝えましょう。生徒さんが理解できているなと確信できる程度に指示を簡単にしましょう。「ステップ1」「ステップ2」とステップに分けるのも効果的です。生徒さんにアクティビティをさせる前に、講師自身がアクティビティを演じてみてください。そうすることで生徒さんは、より安心して自信を持ってアクティビティをすることができるでしょう。
コミュニケーションの多くは非言語的であると言われます。生徒さんたちは、身振りや表情、声のトーンなどから多くのことを感じ取っています。これらを上手に使うことで、アイデアや指示を伝えることが可能です。ぜひ使ってみてくださいね。
コメント
0件のコメント
サインインしてコメントを残してください。